昨日読了。
児玉誉士夫 闇秘録
著 大下英二
児玉誉士夫についてはロッキード事件で名前を知って、フィクサーだとか、右翼の大物だとかいろいろ言われていたという程度の知識しかありませんでした。
この本を読んで、どういう人物だったか概略は理解できました。
でもこういう人達の真実は、実際には書籍に書かれている事はほんの一部なのでしょう。
そして今のような時代であっても、われわれが知らないところで、児玉誉士夫のような人物が様々なところで暗躍しているのは間違いありません。
一つ記憶に残ったエピソード。
現韓国大統領・朴氏の父親である朴正煕元大統領と児玉誉士夫の間で、今もめている竹島について「将来必ずもめるから、紛争の種をなくすためにも、いっそのこと爆破してはどうか」という話が合ったとの事。
そして実際に児玉誉士夫が実行部隊に指示を出したが、朴大統領の考えが変わって実現しなかった。
もし、当時爆破していたら、今のような日韓関係にはならなかったかもしれません。
もっとも島を爆破したりすると当時、大騒動になった事は間違いないでしょうが。